津波の傷跡
高さ4メートルの津波による被害。茨城県のひたちなか、大洗周辺。
2011年3月19日
地震による被害についての記事にもう言ったけれども、日本の建物はとても丈夫で、耐震を考えて建てられている。3月11日に起きた大震災は地震だけで終わったら、1・2ヶ月でもう完全に復旧されたに違いない。しかし、地震と共に大きな津波もやってきた。
大地震が発生してから一週間が経った。やっと時間を作って、僕が住んでいる水戸から10キロぐらい離れているひたちなかと大洗の海岸に沿って自転車で巡ってきた。ここは高さ4メートルの津波があったという。一番大きな津波が来た地域と比べると、小さいかもしれないけれど、4メートルの津波でも大きな被害を与えることが分かった。
まずは、ひたちなかの那珂湊さかな市場を見に行くことにした。町に入ると、暗い窓、休業の店、飲み水や食べ物の配分、まだ続く停電、とにかく復旧の見通しが全く見えない状態。さらに、海岸の方へ近づいていくと、道路が砂や泥だらけ、流されたままのボート、建物の一階には水浸しの跡が付いている。海に隣接するさかな市場は特にひどい状態だった。
津波の被害を受けた那珂湊さかな市場
さかな市場付近の船着き場も一部崩壊された
津波の後の那珂川河口付近
那珂川河口付近の海
車一台もない大洗水族館駐車場。停電で休業中のようだ。
次の写真には津波ではない。ただ、撮影した日に海が荒れていたのだ。
荒れている海
最後に、大洗のフェラーターミナルを訪れた。いつから苫小牧までフェリーの運航が始まることも調べようと思ったんだけど、いやいや、復旧はまだまた何週間もかかりそう。
船だけではなく、車も津波で流され、捨てるしかない状態。