地震による被害
大地震後の水戸市内で見た道路や建物の被害、液状化。
2011年3月12日、地震の翌日の撮影。
地震が発生してから1日が経った。こんなに大きな地震で多くの建物が崩れるだろうと思った。しかし、水戸市内を巡ってみたら、古い建物やブロック建造物などが一部崩れたのを見たけれど、被害は思っていたよりひどくなかった。やはり日本の建物は、特に最近建てられた物は、丈夫だね。海外にはよく見られるレンガの家やパネルマンションなどは、地震で崩れやすいので、日本にはほとんどない。地震の多い日本では、様々な対策が必要だ。
ところで、水戸市内でも場所によって被害が大きく違っていることが分かった。実は、水戸の名所である千波湖が昔に遥かに大きかったので、水戸の中心部分は地震に非常によく反応する柔らかい沖積の上に位置している。それに対し、千波湖と桜川から少し離れた高地では、岩盤が強く、揺れは比較的感じにくい。僕の会社は水戸中央で、家は中央から離れている元吉田町にある。同じ震度の地震なのに、揺れの強さの違いは本当によく感じる。
地盤の強い地域には、瓦の屋根が壊れた家、崩れたブロック塀、割れたガラスなどがあっちこっち見れたけど、建物や道路の被害はほとんどなかった。
しかし、町の中心の方へ進むと、どんどんひどくなり、被害がどこにでも見える。まず一番目立つのは、割れた、ずれた、または沈下したアスファルト。
大きな被害を受けた歩道も連続。
水戸駅付近も道路や歩道の被害が大きい。
各建物の周りの歩道や道路が特に大きく割れている。.
水戸市役所の建物付近に割れた地面。
液状化現象で道もどろどろになった。
水戸市役所付近には、大きな被害を受けた建物が少なくとも一つあった。市役所自体も中がひどく、もう使えないと言われている(現在、隣の水戸市民会館に移っている)。
やはり、ブロック建造物は地震に弱いという証拠を以下の写真が示している。
水戸の東照宮付近の法面が大きく崩れ、駐車場の車も何台か下敷きになった。
土砂に押しつぶされた車を見ると、地震が発生したとき、車の中に誰かいたら大変だったろう、と心配になるのは当たり前だ。以下の写真に写っている真ん中の車にはフロントガラスが壊されていることに気づいた。
水戸経済新聞の記事によると、この車から人が救出されたとのこと。